アスペが誰とでも会話する上で注意している5つのルール
2014/10/10
アスペと言われてもわからないかと思いますので、
いわゆるアスペっぽい人というのは以下の特徴などを指します。
- 一人で一方的に話を続け、人の意見を聞こうとしません。
- 話し方がぎこちなく、学者のような難しい言い回しで話す。
他にも多くの特徴がありますが、
個人差が相当あるので、人に言われたり、自分が自覚できるものをあげました。
友達、お客様とのお打合せをする際に
自分が注意している点です。
私が誰かと話す上でのルールなので、
どなたにも当てはまることではないですが、役立ったら幸いです。
会話する時は自分の持ち時間を決める
大事なことは自分の持ち時間を決めること。
人の話は100秒以上は集中して聞くことは難しいと言われています。
手足が動き始めたら、それは限界のサインです。
なので、1分で話をまとめるか、話がまとめきれない場合は
相手が質問できるようなところで話を区切ることを意識しています。
一度に全部喋りきろうとすると、
相手も疲れますし、伝わってないことが多いです。
しかも自分自身も何を言ってるかわからなくなり、
お互いにストレスばっかりたまってしまうので、
特に注意しています。
専門用語を使わずにしゃべる
PDD、アスペルガーにはよくあることで、
難しい単語を使って自分の伝えたいことを
簡単に説明したいということでやりがちです。
自分の興味のあることを周りが見えなくなる特性と
正確に物事を伝えようとするあまりに、
難しい言葉を並べがちになっているだけだと思います。
相手がどういう人かをまず考えてから、
誰にでも理解できる言葉で話すことを意識するようにしています。
話したいことはまず結論から
相手に正確に伝える事を思う余り、
多くの情報をマシンガンのごとく喋ってしまうことが
PDD、アスペルガーにはよくあります。
100秒で話をまとめれない場合は
まず結論を先に伝えます。
結論さえ分かれば、
全部の情報を伝えなくてもゴールにはたどり着けます。
あと、必要な情報だけの方がわかりやすい場面の方が多かったです。
全部一度に言われても相手には伝わりませんし、
意味がわからないのに話を勝手に進めても相手を置いてけぼりにするだけです。
当たり前を前提にしない。
目線や指、話の前後関係、アレって何かを聞いてもらうことを前提に
話をするのはPDD、アスペルガーにはストレスになりやすいです。
経験から予測することで対応できることはありましたが、
空気が読みにくいせいか、負担になる場合があります。
また状況を判断して、自分が動かないといけない、
動いた方がいいという判断は基本しません。
本質として自分の興味があること以外で行動するのが嫌だからだと思います。
そういう人の前提が定型の人と同じと判断するのは難しいと思います。
基本的には空気や状況を察して動いてもらうことを前提にせず、
自分が行動をすることを前提にし、必要な場合は指示する。
指示以外で行動をしてもらう場合はあらかじめマニュアルを用意する。
曖昧な表現は使わない
誰かに指示する際に気をつけていることでもあり、
自身が指示内容を理解する上で
どうすればミスが減るのか。
PDD、アスペルガーは決められた条件以外では社会常識を考慮せずに
自分の都合のよい解釈をすることがよくあります。
そのため社会常識を前提で話し合うと、
認識が大きくずれることが多く、
どうしてこうなった…っていうことになってしまうことがあります。
また認識のずれが大きいことを理解されてるPDD、アスペルガーの方は
同じ指示でも
- ニュアンスが微妙にちがう
- 手順が一つ多い・少ない
- 時間が違う
といった誤差程度でも、
新しい指示として認識してしまい、
結果、同じ仕事なのに、同じ質問をする、行動できない、
場合によっては大失敗することになってしまいます。
曖昧な条件は曖昧な条件としてのみ捉えますので、
当たり前という社会常識のフィルターをかけることなく、
その言葉のみで完結するように伝えれば正確に指示を伝えることができます。
まとめ
個人的な経験に基づいて有効だと思ったものを、
誰もが同じように感じ、同じように認識をしているわけではありません。
大事なことは相手を意識すること。
そして自分自身を知ることだと思います。
特性や障害だから行動しない、合う条件を探すことにいきがちですが、
実はオプションが使えないだけで、
人間の大事な部分は十分機能しているのではないでしょうか。
今回のまとめです。
- 会話する時は自分の持ち時間を決める
- 専門用語を使わずにしゃべる
- 話したいことはまず一言で
- アレ、コレ、ソレ。当たり前を前提にしない
- 曖昧な表現は使わない
もしそれ以外にもあなたのルールがありましたら、
是非教えていただけると嬉しいです。
あとがき
Googleで「アスペルガー 会話」を検索すると
「会話ができない」とあります。
PDD、アスペルガーは寂しさを感じにくいこともあり、
誰かとコミュニケーションする回数が少ないことが多く、
一般的な経験値より下回ってしまうことによって、
社会に出てから、この場面ではどう行動すればいいかわからないっということが起きるのではないのでしょうか。
それにプラス、脳機能の偏りというか、
脳の一部が正常に機能していないことによる機能低下によって、
会話で得られる情報が100の内、80だとしたら、
アスペは40しか得られないか、
その情報の曖昧な部分を自動で補完できないことが多いことも問題にあるかと思います。
難しいことを書きましたが、
会話に暗黙のルールがあるなんて気づいていない。
というか、
「自分の好きなようにしゃべっていい」というルールなだけかもしれません。
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