発達障害の弱点を強みに変えてみた

発達障害とは欠点？ っと悩んでいる方のために、
強みに変えている方のインタビューやブログをまとめてみました。

デザイナーAlopex さん

デザイン会社で勤務されていたみたいですが、
特定の光や音などの刺激のすべてに注意を向けてしまうため、音にとても敏感で、オフィスで流れるラジオの音がストレスになって身体を壊してしまい、
自分のために会社の環境を変えることはできないため、やむなく退職されてしまったそうです。

しかしクラウドソーシングのクラウドワークスを活用することでデザイナーとして復帰するが事できたのこと。

弱点を強みに

個人差が大きい部分ではありますが、高機能広汎性発達障害を持つ人は、明かりや音に敏感ということの他に、視覚的な情報の処理能力が高いという特徴があります。「視覚優位型」と呼ぶのですが、目に見えるものを扱うことを得意とするので、そこは今のデザインの仕事にすごく活きています。

クラウドワーキングマガジン

発達障害は奥が深いです。
ある程度のことはできる人を定型と呼ぶならば、
持ち主の意志に反して切れる妖刀みたいな人を発達障害者と呼ぶべきかもしれません。
要は持ち主の使い方次第で活きもするし、死にもする。

発達障害の子供をもつ鈴木慶太 さん

発達障害の方のための就職応援企業 株式会社Kaienの代表取締役です。
当事者ではないですが、インタビューを読んでこんな考え方いいなっと思ったので、ピックアップさせていただきました。

弱点を強みに

「仕事ですから当たり前かもしれませんが、とてもつまらないトレーニングもあります。だけど、それらをまじめにやるのが彼らのよさなんです。ほんとうに純粋で、一生懸命やる。究極のパス待ち人間って言っていますけれど、パスの配給者がうまければ、上手に動かして職場で能力を活かしてあげられる。彼らを上手にマネジメントできる人は、やっぱりいい上司だと思います。いい上司は、パス出しがうまい。つまり、相手に合わせてパスを出すことができる」

社会変革プラットフォーム　変える力

う〜ん、もっと若い時に自分が発達障害とわかっていたら、
東京に行って利用したのに（笑）
究極のパス待ち人間っていいな。その言葉もらいました。

個人的にすごく共感したことがこちら。

発達障害の特徴を持ちつつ、適応できる人もいる。たとえば、知的能力が高ければ、苦手な部分をカバーしやすい。

「多くの人が勘でとらえているものを、ターミネーターのように情報として分析する感じなんです。こういう表情をするときは、人はこうだ、とか。こういうタイプの動きをする人は安全だ、とか。自分の引き出しに情報をいっぱい詰め込んで対応することで、空気を読んでいるようにふるまうことができる。だけど、ふつうは空気を読んだり、人の気持ちを感じ取ったりするのにまったくエネルギーを使いませんよね。それを意識的にやるので、疲れるというか、大変みたいです」

社会変革プラットフォーム　変える力

はい、多分すごく疲れてます。
疲れたという自覚が薄いので、空気を読むことを意識的にしているかわかりませんが、打合せがあった日の夜はいつも以上に睡眠をとってしまうことが多々あります。

え？ ふつうの人は空気を読むのにエネルギー使ってないの？って驚くのと同時にこういう感覚が持っている人がいるのが知れて嬉しかったり。

経験者の補足として、情報っていうのはおそらく自身の体験のことです。失敗体験からの学習が一番頭に入るかも。
知識や他人の経験が想像力が足りないのか、情報として蓄積されにくいかも。
その詰め込んだ情報と照らし合わせて行動しているので、疲れるんじゃないでしょうか。
でもそれって空気を読んでるというより、空気を読んでる人を演じているだけなんですよね。
頭の中にあるデータベースにその答えがなければ、対応ができずエラーが出てしまうわけですから。

まとめ

発達障害で一番面倒くさいところって、定型の人と区別がつかないことだと思うんです。
そのせいで定型の人と同じものさしで比較されてしまい、ダメの烙印を自分で押すとこまで追い込まれていく。

ある意味、社会の負け組に自動的に処理され、もう勝ち上がってくることができないような絶望感に陥ることはあったりするんじゃないでしょうか。

そんな方のために発想を転換したら、実はこの発達障害は強みになるんじゃねって思っていただけるようにまとめてみました。

あとがき

若い時の苦労は買ってでもせよっていう言葉がありますが、良いも悪いも、やっぱり自身が経験しないことには明確な答えなんか出ません。
発達障害の人は特に実体験でなければ、答えだと認められないだけかも知れません。

個人的には目の前に苦労がたくさん転がってて、知らずに全部飛び込んでいった感じですが、それでも自分が何が得意で、何が弱いのかを、そして相手が何を伝えようとしているのかを理解するのに役立っています。

自分で自分を傷つけたり、周りの方に迷惑をかけながら、
今の自分があるので、苦労は買ってみてもいいかなっと思います。
おすすめはできませんが。